狭いスペースでも植物を上手に育てるコツとは?
「時間と場所がないから…」ということを、家に木や花を置かない言い訳にしている人は多くいます。日々の家事、仕事、家族の世話などが、人間を自然や庭いじりから遠ざけているのです。
狭いスペース内で植物を育てることは、常に忙しい日々を送っている人でも可能なことです。年中出張していて、植物の世話をする時間がないような人たちも、手のかからない植物を育てることは可能であり、それほどスペースを取らずに、住まいの環境を飾ってくれます。
それに、園芸は誰だってできることです。忙しい人たちには、世話が簡単で、小さなスペースで育てられる植物が良いでしょう。多肉植物であれば、そうした条件で育てることができます。栽培場所および世話の仕方を考慮して、ご自身に合った植物を選ぶようにしましょう。
キッチン
実は最近、キッチンに植物を置くことが巷で流行っています。オレガノ、サクラソウ、ローズマリーなどは、キッチンで最もよく見かける植物です。大して手がかからず、土が乾いた時だけ水やりをすればよいからです。窓辺や棚の上など、日当たりの良い場所を好みます。調理をしながら、簡単に葉っぱを摘まみとれるような場所に置いておくと良いでしょう。
リビング
リビングは私たちが最も長く時間を過ごすスペースです。一番日当たりが良く、広い部屋でもあります。窓辺の一角やテーブルの上に、植物を置いてみましょう。ただし、熱源のそばに置くと干からびてしまうので、気を付けてください。リビングに置く植物として理想的なものは、フィカス、フィロデンドロン、アンスリウム、ドラセナなどです。
浴室
浴室は、他の部屋と比べて、最も湿度が高く、室温も若干高めとなっており、まったく日光が当たらない場合もあります。こうした場所では、植物に水がかからない場所に置くよう、気を付けましょう。浴室を飾るのに最も人気が高い植物は、蘭をはじめとする、湿気のある環境を好む植物です。
ベランダ
ほとんどのご家庭には、小さなベランダや使われていない狭いスペースがあるはずです。そうしたスペースに癒しの植物を置くことで、仕事で疲れて帰ってきて、一息入れる憩いの場に変えることができます。植木鉢などのプランターに、色々な花や植物を植えてみましょう。
多肉植物、様々なタイプの葉物、背丈の低い多年草は、冬の低温にも強く耐えてくれるので、ベランダや屋外に適しています。これらの植物は世話も楽で、たまに水をやり、葉っぱや花が枯れた時にはそれらを取り除いてやるだけで大丈夫です。